ゆるふわ生活

都会での生活に疲れてワーホリ行ってみたけど失敗した20代半ば♀、ゆる〜くふわっと生きてます。主に映画と本と美容とゆるふわについて書きたいです。

今回の旅の相棒 『球体の蛇』

こちらもベルリンにある日本の本屋さんで見つけた古本。

 

球体の蛇 [ 道尾秀介 ]
価格:648円(税込、送料無料)


 

 

あらすじ:幼なじみ・サヨの死の秘密を抱えた17歳の私は、ある女性に夢中だった。白い服に身を包み自転車に乗った彼女は、どこかサヨに似ていた。想いを抑えきれなくなった私は、彼女が過ごす家の床下に夜な夜な潜り込むという悪癖を繰り返すようになったが、ある夜、運命を決定的に変える事件が起こってしまう・・・。(裏表紙より)

 

まず、旅の相棒にこの本を選んだことに若干後悔しました。笑

旅行中のお天気があまり良くなかったことに加え、あまり幸せなストーリーではないこの本の”おかげ”で、ズーンとした気持ちで旅がスタート。

 

優しい嘘と残酷な事実が複雑に絡み合い、すれ違い、どんどん思わぬ方向へ行ってしまう。

主人公はあまりにも多くの、しかも衝撃的な事実を知りすぎてしまった。

そして全てタイミングが悪い。

事実を知る順番が少しでも違えば、彼らの未来も違ったかもしれない。

ただ、最後、事実だと思っていたことが嘘だったかもしれない、何が事実で何が嘘なのか、曖昧になって終わってしまいました。

でも、それで良かった。

それが、このストーリーの唯一の救いな気がします。

個人的にはハッピーエンド。

飽きることなく読めてしまう道尾さんの作品は、やっぱり面白いですね。

 

この物語には『スノードーム』が頻繁に出てきます。

スノードームの中から外を見ていたサヨ。

外からスノードームの中を眺めていた智子。

2人ともスノードームの硝子を、世界をはっきりと分けるものとして眺めていた・・・

フランクフルトでもケルンでも、いろんなお店でスノードームが販売されていました。

スノードームを見るたびに、なんとなく複雑な心情になりました。

私はあまりスノードームが好きではありません。

どちらかというと、サヨ目線かな、閉じ込められているような気がして。

 

 

ちなみに、道尾さんの作品を読むのは、3年くらい前に読んだ『向日葵の咲かない夏』以来2作目でした。

 

向日葵の咲かない夏 [ 道尾秀介 ]
価格:723円(税込、送料無料)


 

 

あらすじ:夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。Sくんは首をつって死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。1週間後、Sくんはあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追い始めた・・・。(裏表紙より)

 

この本は、とにかく気持ちが悪くて後味がものすごく悪い。

そして登場するのは頭のおかしな人ばかり。

でも人間ってそんなもんかも、理性がちゃんとはたらくかはたらかないか・・・いや、そんなことはないと否定したいですね。

最後はぶわーっと鳥肌が立ちました。

ストーリーは全然好きではありませんが、先が気になりすぎてあっという間に読み終わってしまいました。

気持ち悪いだの何だの言いましたが、本としてはとっても面白いです。

もう二度と読みたくはありませんけどね!笑

だけどあのぐいぐい引き込まれる意味のわからない世界観を、多くの人に体験してもらいたいと、よく友人に勧めています。